1 ぱる

日記の感想

私の家にもワンちゃんが一匹。
この子は3匹目。
2匹目は病気がちだったのですぐに引き取られちゃった。
1匹目は、居なくなっちゃった。
中学の時、ペットショップのホテルに預けて、旅行から戻ってきたら「逃げちゃった」って。
店で放して運動させてたときに、クーラー利かないからドアを開けた瞬間に・・・。
今思えば、謝りにきた店主のばばぁを玄関先にあったバットで殴りつけてやればよかった。家族を失ったと訴えればよかった。

「探したけれど見つからなかった」
「誰かに拾われたのかも・・・」
そう言われました。
「その代わりに・・・」
そうしてきたのが2匹目。そして3匹目。
子供ながらにどうしていいのか判らず。
ただ、受け入れてました。

もう、この年月では生きていないでしょう。
もしかしたら、子供が居るかもしれない。
もしかしたら、あのとき車にひかれたかもしれない。
もしかしたら、飢えで死んでしまったかもしれない・・・。

そう、思えちゃうんです。
願わくば、新しい主人の元で大事に一生を全うしてくれればいい。幸せであって欲しい。
「馬鹿な主人があの時私を預けなければ、こんなに苦しまなかったのに。」そう、思うような一生でなければいい。
と。
私なりに愛したあの子が。

だからね、できることなら野良としてでも幸せに。満足して死んで欲しい。
手をさし伸ばすことができるのなら、差し出したい。でも、無責任は出来ない。

だから、すべきことは限られますよね。
新しい家族を見つけてあげるか、
殺すか。たとえ人間の勝手でも。

家族を捨てられる人間が居る家は、腐った人間を生むただのゴミ集積所。

社会から直さないと。
だめ。

ものがあふれて、お金もあって。
慰めてくれるものが簡単に手に入って。

だから、大事なものが無いんですよね。
失わないと判らない。想像が出来ない。

少なくとも、自分はそうなりたくないな。
そうしたくない。
(PC)
2 しまでん
> だから、大事なものが無いんですよね。
> 失わないと判らない。想像が出来ない。

 この、「想像力がない」、という人が増えてると思います。
 それは多分、小さいときにいろいろと遊ばなかったからだと思うんです。
 子供をボコボコに殴ったり、ご飯を与えないなど虐待をしておいて、「まさかあの程度で死ぬとは思わなかった」なんて、子供の頃に喧嘩や怪我をしたことがなかったり、あまりにお腹がすくとどれほどつらいのか体験したことがないのでしょう。
 動物に対したって同じです。動物は人間とは違うから、感じ方も弱り方も違うんだろうけど、人間として自分が体験したことと、それぞれの動物の習性がどれほど人間と違うのか、あるいは同じなのか学習していれば、滅多なことはできないと思うんです。

 人間の意識には、「共感」を求める性質があります。「あの人は一体なぜあんなことをするのかわかるか?」、「あの人は何に苦しんでいるのかわかるか?」といったことです。動物に対しても、人間の習性として彼らの気持ちを想像して共感を求めてしまうのが(それが正しく共感できるかは別として)人間の意識の性質です。

 社会全体が何でも過保護で、人間が傷つく体験を先回りして取り除いています。
 幼稚園であれば、「危ないから木登りは止めましょう」、小学校であれば「危ないからナイフを使うのはやめましょう」。
 人間は、自分の体験がないと相手に共感することがありません。できごとが、過去の体験に共鳴したときに、人間はかろうじて相手を「理解」することができるんです。

 過保護で嫌な思いをしたことがない人は、自分が相手に何をしたら、相手がどう喜ぶのか、どう悲しむのか、わかりません。そんな発想すら湧きません。
(PC)
3 しまでん
 人間は、失敗から学ぶようにできていますから、小さいときから適度な失敗、苦しみや悲しみを体験しておくのは大切なんです。
 心を痛めたことがないから、大切なものも存在しない。気付かない。

 ある保育園では、普通は給食なんですが、親がお弁当を作って持っていかせるという日が 2 か月に 1 回あるそうです。
 親の反応はどうか。「ちゃんと学費を払っているんだから、給食ぐらい作りなさいよ」だそうです。
 保育園は、何もお金がもったいなくてそんなことをしているわけじゃないんです。栄養士も調理師もいて、毎日作っているから、1 日ぐらい作ったってどうってことはない。
 子供にとっても親にとっても、親が子供のために弁当を作り、子供がそれを食べるというのは大切な体験だから、2 か月に 1 日、手作り弁当の日を親切で作っているのにと、園長先生は悲しんでおられます。

 小さいときから愛された経験もないから、他人も動物も子供も愛せないのかも知れません。
(PC)
4 ゆう
姐御が不幸な犬を2匹引き取って面倒をみていらっしゃる事、尊敬しています。
出来そうで出来ないことですから。

きっと、姐御は愛されて育った方だと思います。お酒天国でのお父様とのやり取りを拝見していると、伝わってくるものがありますものね。

ぱるさんが書かれているように、時折、哲学してしまうことってありますよね。そういうキッカケを与えてくれる日記が好きです。まじめなことも、笑っちゃうことも気ままに姐御の感性で書き続けてくださいね。
(PC)