1 しまでん

ポテンシャル・エネルギー

博士: 力学における位置エネルギーというのを教えたな。
弟子: はい、教わりました。
博士: 説明してみなさい。
弟子: 高いところにある物体ほど、落下の強さが大きくなるんです。
博士: 正確には、落下させるとより大きな運動エネルギーに変わるのじゃな。
弟子: はい、そうでした。

博士: ところで、位置エネルギーのことをポテンシャル・エネルギーとも言うのじゃ。
弟子: ああ、なんか聞いたことがあります。
博士: なぜポテンシャル・エネルギーというか知っておるかな?
弟子: (辞書を引く)potential - 可能な、潜在的な、見込みの、……
博士: よろしい。
弟子: 運動エネルギーに変換させる「見込みの」ある「潜在的な」エネルギーだからですか?
博士: まあ、一般的な理解ならそれでいいじゃろう。しかし、……
(PC)
2 しまでん
弟子: しかし、何ですか?
博士: しかし、われわれ科学者はそうは捉えない。
弟子: とおっしゃいますと? マストへ行きますと?

博士: なんでもいいから物体を落とすとどうなる?
弟子: 落ちます。
博士: だから、どんな風に?
弟子: えーっと、「ぽてん」ですかね?

博士: その通り。物体を落とすとポテンと落ちる。だからポテンシャル・エネルギーと言うのじゃ。
弟子: なるほど〜 でも、固いものならコテンと落ちますよ。
博士: そういうのはコテンシャル・エネルギーと言う。古典力学の基本じゃからな。
弟子: うちの研究所のトイレだったら古いから、ボットンと落ちますよ。
博士: そういうのはボットンチャッピン・エネルギーと言う。
弟子: エネルギーが反射するわけですね。位置エネルギーにもいろいろあるんですね〜
博士: その通りじゃ。ちなみにボットンは英語でおしりのことを言う bottom から来ている。

弟子: で、最初に戻って、ポテンはわかるんですが、シャルは一体なんなんですか?
博士: それはしゃり、つまりお米のことだ。
弟子: え? 英語だったんじゃないんですか?
博士: 最初に発見したニュートンが、リンゴが米びつの中に落ちるのを見たからなのじゃ。
弟子: ニュートンだったんですか?

博士: イングランド方言のポテン・シャリがなまって、英語のポテンシャルになったと言うわけじゃ。
弟子: イングランドにもお米があったんですね。
博士: もともとシャリというのはイングランド方言で、それがポルトガルを伝わって日本に来たのだからな。
弟子: てっきり稲作は大陸から朝鮮半島を伝って来たのかと思っていました。
博士: 一般的にはそういう理解でよろしい。しかし、……

弟子: しかし、何ですか?
博士:
(PC)
3
続くのか?
(i)
4 生ける屍
終わったようだね。
(PC)
5
お?
久しぶりだね。>屍

うん。
どうやら終わったみたいね。
(i)
6 削除済
7 しまでん
 だって思いつかないんだもん……
(PC)
8
そんなことも有るんだね。
(i)