−Mitten Platz−

過去ログ870 2016/5/24 23:53

>クライヴ・コールマン
置きレス
…その通りです。
お互いに奪い、奪われ続け、憎しみが憎しみを生む中で、平和条約などと言う良薬が使われる筈もなく。結局、キメラ技術を武力とし、我が国は劇薬を選んだ。

(戦火の真っ只中で強大巨躯の獣が暴れ回る。一般武器の刃物や銃弾では傷ひとつ付けられない、俊敏な戦車とでも言えようか。そんな光景が脳裏を掠める)

効果は覿面でした。実用化されてから半年で、終戦を迎える事が出来たのですから。

(俯向く姿勢、表情も変えない儘、唯一点を見据え淡々と話し続け)
5/24 23:53

>ディスコルディア
置きレス
……っ!
どうして…そんな。

(予想していた事ではあるが、実際に彼の口から聞くと胸が締め付けられるような感覚が襲い、太股に載せていた両手は己の胸元を押さえる。死ぬ恐れがあるものを、どうして何百と続けられたのかと思っていたところで戦争の話に入り、漸く察しがついた)

戦争を終わらせる為?
差を付けて、長い戦争を終わらせる為なんですか…?

(こんな事を今更聞いても良かったのだろうかと、申し訳なさとも悲しさとも取れる表情のまま、聞く姿勢を維持して)
5/24 22:17

>クライヴ・コールマン
置きレス
失敗すれば勿論、無事では済まされません。最悪すぐに死んでしまいます。

(どんな風にかは理論上を追って貰えれば大体の見当は付くだろうか。それが余りにも悲惨な状態の為、皆までは言うまいとして)

ディスコルディアさん。兵器と言うその前に、戦争と言う背景がある事をお忘れなく。

(此方の顔を覗き込んで来る相手を目尻の視界に認め、双眸を細める。惜しいなと思いつつもあくまでも戦争ありきの兵器なのだとすれば、これに繋がる言葉は決まっていて)

長過ぎたんです…戦争が。俺が生まれるずっと前から続いていた争いです。
実に150年。力が拮抗し続ける国同士では中々決着が付きませんでした。

(此処まで行ってしまえば察しがついてしまうだろうか。もし、そうで無くともこの先の話を聞く気が有るならば続ける次第で)
5/24 21:28

>ディスコルディア
置きレス
失敗すると被験者は…?
そこまで失敗を繰り返しても続けるなんて…でも、キメラは兵器としてしか使えない気がするのですが……ぁ。

(流石に愛玩用として飼うわけでもないだろうと、己の思った事をそのまま発した。彼の表情を伺う為に覗き込むようにして顔を見上げ、そして気付いたのか小さな声を漏らした)

もしかして…生物兵器、ですか?
生物兵器だとしても、何故そんなに繰り返してまで続けたのでしょうか。

(どんな理由でキメラを作ろうとしたのかわからないが、思い付くのは兵器として使うという事だけで)
5/24 15:36

>クライヴ・コールマン
置きレス
(どうやら、彼女の聞きたかった事らしい。此方を見る眼差しや姿勢でそれが伝わって来る。前屈みの姿勢の儘、一度顔だけを相手へと向け、それを確認した後、再び前に向き直れば俯き加減で両手を組んだ手を見つめ話を続け)

ーー俺の元居た世界ではこれまで、脊椎動物での生体でキメラを作ることは不可能とされて来ました。
それは何十、いや…何百回と失敗して来た事でしょう。

(そう言ってこれ迄に見た、夥しい数の実験サンプルの映像を頭に過ぎらせる。これには哀れみか嫌悪感か。どちらとも取れる影をその瞳に落とし)

それでも何故、実験を繰り返して来たのか。分かりますか?

(そこにどんな需要があったのか暗に仄めかす)
5/24 12:30

>ディスコルディア
置きレス


(此方は笑顔を浮かべているが、彼から特に返事の言葉すらなく黙る間、笑顔は絶やさないが冷や汗が垂れる。どうしたものかと、彼女もこれ以上何か喋れば余計に空気が気まずくなる気がして黙っている)

複数の…それで?

(彼の言う内容は聞きたかったものなのだろう興味深そうに耳を立てて、宝石のように輝かしいサファイアブルーの瞳は余所見をする事もなくジッと彼の目を見つめて真剣に聞いている)
5/24 1:10

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