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過去ログ192 2016/3/30 3:53

>セリシアーシャ
そうか。…私も、同じように考えた。孤独と絶望、哀しみと……。この物語を軸に、一つの装具を作るつもりなのだ。どんな出来になるかは私にも分からないが、やはりこの物語を選んだことに、間違いはなさそうだ。
(彼の言葉は主観なのか三者の目線なのか分からなかったものの、そこに持った感情は同じもの。大きく頷くと、先日、もう一人の公爵と話した一つの核を中心に自らの力を注いでいくというもの。それを行うための根底を探していたようで、これに決めたとばかりに微笑んで。)
趣味は人間観察、とか?…気づいていない?無意識か。…ふむ…。
(興味がある、と聞けば人の動き、表情などを見るのが好きそうだと思ったからこその1つの内容を挙げてみせる。果たしてどうだろうかと思いつつ、表情に関しての返答には意外すぎると驚きに目を丸くして。本を片手で持つと、空いた手を己の顎に添え、彼の表情を見つめながら何かを思案して。)
3/30 3:53

>佐奈 玖郎
"想い"ですか……同じ人間という枠組みから外れた"孤独"かも知れませんね…
(相手の疑問としている所を聞けば、視線を本棚へと上げて並ぶ本を眺めて。己も人間でありながら異能を有し、他と異なる疎外感や孤独を味わった。もしかしたら魔女と似ているのかもと思えば、当時を振り返りながら感じたままを口にして)
勤勉じゃないですよ。そういう、心や精神の働きに興味があるんだと思います。…笑顔?そうですか…?
(褒められるような事ではなく、ただの探求心だと可笑しそうに笑って。しかし笑顔の事に触れられれば自覚がなく、不思議そうに首を傾げて)
3/30 3:36

>セリシアーシャ
語りかけるもの、か。…確かにそうかもしれん。この物語の視点は、勇者。…だが、描かれない、魔女は、どんな想いを持っていたのだろうな?
(彼の言う通り、確かに語りかける物語なのだが、ではもう一人の視点にならなかった魔女はどんな気持ちだったのか。この本を読むときに思うのはいつもそれで。)
哲学書に心理学…勤勉だな。だからずっと、笑顔を浮かべているのか?
(若くしてそういったものばかりを読み、尚かつ彼の表情から完全に笑みが失われたことはない。これが彼の対人交流術なのだろうかと数度しか会ったことはないものの、違和感があると首を傾げて。)
3/30 3:22

>佐奈 玖郎
("同じ人間"と聞けば、本当に酷い話だと。笑みを浮かべたままだが、そういうのは嫌気がさすと眉を歪ませて。パラパラと項を捲るのを眺めながら次ぐ言葉を聞くと、最終的には勇者は自問自答し、魔女とは何かを知らせる内容である事に良かったと安心して表情を穏やかなものにし)
この本は語りかけるものなんですね。…そうですか?本は好きですし、哲学書とか心理学の部類をよく読むから、そういう見方をしてしまうだけですよ。
(読み手に語りかけ、考えさせる本だったんだなっと理解していると、着眼点が鋭いと指摘されて首を傾げながら相手へと視線を上げて。こういう部類の本をよく読むから、こういう見方になってしまうだけだと朗らかに笑って)
3/30 3:11

>セリシアーシャ
そう、この物語の視点は勇者だ。そして、クロウの言うとおり、魔女とは薬草や薬の知識に長けた、ただの人間。
(こちらの不自然な間に、なんの言葉もなければこちらもそれに対しては何でも無いふうにパラパラと頁をめくり、やがて終わりの1ページへと辿り着く。それを視線を落として見つめると、ゆっくりと本を閉じ。)
勇者は少女と出会い、少女がただの人間だと識る。そして、自らに問いかけるのだ…魔女とは一体何なのか、本当に討たねばならないのか。その理由が最初の一文なのだ。…卿は、着眼点が鋭いのだな。人間の、それもまだ若い部類に入るのだろう?
3/30 2:54

>佐奈 玖郎
(差し出した本に一拍の間。取った本は間違っていないはずなのに、何だろうと小首を捻ったが受け取って礼が耳に届くと合ってたなと安堵して)
……酷い話ですね。魔女といっても、病気を治してくれたりした魔女もいたって話もあるのに。それを討伐したら"勇者"だなんて、偏見ですよね。これは"勇者側"視点の話なんですか?
(本の概要を聞けば口許に笑みを浮かべているものの、物憂げに表情を曇らせる。魔女とは現代の医者や薬師的な能力を有していたと記述にあり、善し悪しをよく知ろうともしないで恐怖の対象として抹消しようとするのは愚かで。何をもって勇者なのかと疑問を抱きつつ、しかし勇者と称してるならこの本の視点は人間側なのか。それとも魔女とは何かを教える本なのか、気になって本に視線を落としながら訊いて)
3/30 2:32

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