あかはたともみの”でいり〜赤旗”掲示板

過去ログ423 2011/7/22 18:53

◆pochidabawoo◆gVRs
埼玉
小選挙区制度は憲法違反-2/4
「人気投票化」をさらに助長しているのが、現行の「小選挙区制」です。
制度導入当初から日本共産党は反対してきました。選挙区を小分けし、そこで1議席を争えば、その場しのぎの「政見」を述べる可能性も増大しますし、双方の政策が似通ってしまう、という欠陥もあり、それは今現実になっています。決定的な欠陥は、51対49の場合、49という大量の選挙民の意思が無意味なものになってしまうことです。

小選挙区制導入前から問題であった「一票の格差」是正について、当時の政権党である自民党は、いくつかの選挙区の議員の増減でお茶を濁すという対応に終始しました。
当然の事として「一票の格差」をめぐる裁判提訴が各地で続きました。
そこで持ち出されたきたのが「アメリカン」な「二大政党制」論でした。これは今現在よく聞かれるようなった「原子力村」といわれる「政官学報」の共同体とよく似て、メディアが積極的に関わって「二大政党制」論を担いだのでした。これを「加担」と言います。

小泉氏がいみじくも書いてるように、ある候補者の一項目についての意見を大いに賛同したり、人柄とかを選択基準にする傾向は確かにあり、タレントの方の当選が相次いだものでした。そこに「二大政党制」論が加わることは、ますます人気取り「選挙」の傾向を強めていくものだったと私は考えます。

しかしそれでも「一票の格差」問題は解決せず、それどころか、最近に至っては、以前よりも格差が進んでしまっています。
つまり、「二大政党制」は「一票の格差」問題に対処するためのものではまったくなかった、というのが現在の結果だと思います。また「政権選択」=「政策選択」にもならなかったのです。
昨日、民主党幹事長が「マニフェストは甘かった」と弁明、掲げた看板もあてにならないことが判りました。

この間、一貫していたのは投票率の低下です。一時、ある場所で、タレントの立候補によって投票率があがったことがあったとしても、それで政治の体質が良化したと言えるのか否か、それは現在の情況をみれば判るとおりです。「二大政党制」は選挙を、政治を、活性化しませんでした。

そこで、この「二大政党制」の礎とも言える「小選挙区制」を考える良い材料を提示したいと思います。
2011/7/22(金)18:53

◆pochidabawoo◆gVRs
埼玉
小選挙区制度は憲法違反-1/4
こちらの掲示板の06月28日分、小泉氏の書き込みを参考に意見を申し上げます。
-----(以下、転載)
共産党や社民党は比例を削減すると国民の声が国会に届かなくなるというが、ずいぶん国民をバカにした言い方だと思います。
政策に問題点が多すぎるとはいえ、自民・民主・公明・みんななど他党に票をいれる有権者は日本国民ではないとでもいうのでしょうか。
-----(転載、ここまで)
いずれの党に「一票」を投じるかは一人一人の自由です。社民党を含め、少なくとも日本共産党は「わが党以外への投票は意味がない」など言ったことはないはずです。
「比例削減」に対しもの申すことを「国民をバカにしている」ことだとするのは、論理的にかなりな飛躍です。小泉氏の強い思い入れがそうさせれるのか、恣意か邪心か、いずれにしても「選挙制度」と「投票の自由」が混同され、歪曲され、「糞味噌」状態になっています。

また次のような一節もあります。
-----(以下、転載)
自民党にも真剣に脱原発を訴えている代議士がいます。彼の脱原発政策に共感して彼に票を入れる人は国民ではないのでしょうか。
-----(転載、ここまで)
河野太郎氏の事だろうと推測しますが、果たして小泉氏は「政党」がどのような要件の存在かご存知なのかと思います。
小泉氏の常套句「心ある政治家」が「政党」に所属した場合、「心ある政治家」が、党の政見や政策に無関係にすべて自分主義的議員活動をすれば、「党に叛旗を翻した」として処分を受けることでしょう。そんな議員が党内に増えれば、それは「政党」の体を成さないものです。外から見れば「党内がバラバラ」と見えるはずと思います。丁度、現在の民主党内の状況がそれに近いもので、自民党もそのように批判しているのではないでしょうか。

したがって投票に際しては、その候補者の人となりがあったとしても、また、ある事柄についての意見に好意を抱いたとしても、その候補者の所属する「政党」が何を目指しているかを判断の指針から除外することは、結果的に、選挙そのものを幼稚で稚拙なもの、つまり「人気投票化」することになると、私は考えます。
「人気投票化」をさらに助長しているのが、現行の「小選挙区制」でもあります。
2011/7/22(金)18:51

◆pochidabawoo◆gVRs
埼玉
原発問題の資料提示
「宮本顕治氏健在の頃の赤旗か党の出版物に自主・民主・公開の原則で原子力を推進すべきだという文書を読んだ記憶があります」と書いた小泉氏から、その明確な「根拠」を示すことはできない由、書き込みがありました。私もいろいろあたっています。けれど1980年代半ば、というだけでは「『神奈川』だけを手がかりに小泉氏を捜す」がごとくの感があります。

しかし、小泉氏が示した『さざ波通信』などでは、度々、小泉氏の「曖昧な記憶」にあるものと同一と思われる「提言」か「記事」か何だか判りませんが、それに触れる書き込みが見られます。
けれども私は、その「根拠」を確認できていないので、小泉氏の問題提起を「無効」にすることはできません。
今後も探し続けて、断片を取り上げ云々するのではなく、その内容の「理解」を目指すことにしたいと考えます。

今私の手元にある資料のうち、小泉氏の問題提起と合致する、あるいは小泉氏が好みかもしれない部分を拾い出して提示します。これは、小泉氏の特定しようとした「根拠」とは異なる私からの資料提示です。
-------(引用ここから)
原子力発電の現段階の到達点だけを見て、そこに欠陥があるからといって、核エネルギーの平和利用の将来にわたる可能性を全部否定してしまうというのは、短絡的な議論になるということです。
-------(引用ここまで)
出展は『日本共産党の政策・提言資料集 1』(1998年4月27日・中央委員会発行)70頁以下「今日の原発問題を考えるいくつかの基本的について」(1990年12月8日、不破哲三委員長のあいさつ)と題する文章の一節です。
お気付きのように、小泉氏の「根拠」と異なり、この一節には「自主・民主・公開」の文言はありません。
ちなみに、同文書の中見出しを以下に順に列挙します。
・原子力問題の基本をどう見るか
・「安全神話」の崩壊─スリーマイルとチェルノブイリ
・人民的監視の重要な働き
・日本の現状─大増設による危険の増幅
・原発の危険に反対する運動と統一戦線の立場

一頁27文字25行2段組で、九頁ですから、文字数で12,150字。私が引用したのは3行半の約100文字、全体の0.8%です。
2011/7/22(金)17:22

◆pochidabawoo◆gVRs
埼玉
ある「緊急行動」のこと
小泉氏が触れられている「たんぽぽ舎という脱原発の市民団体」(07月15日)も加わって、07月02日、明治公園で『原発ゼロをめざす7・2緊急行動』という集会がありました。主催者発表で二万人が参加。主催者連絡先は「全労連」、「呼びかけ人」は安斎育郎氏他9人、「実行委員会団体」は25、「賛同団体」は多数、「賛同著名人」170名以上でした。
会場では、参加個人と団体のブース企画が行われた後、メイン集会、そしてパレードと続きました。
「たんぽぽ舎」が当日会場で配付した資料に広瀬隆氏の寄稿が掲載されています。「自家発電6000万Kw “原発なし”で電気は大丈夫」というメインタイトルの下に、サブとして「現在の反原発運動についてひと言申し上げます」とあります。

主旨は「現在の原発は事実上1300万Kwしか稼働しない。産業界が保有する自家発電力は6000万Kwであり、火力発電でありながら、世界最高度のクリーン発電を導入している。自然エネルギーがなければ原発は止められないというのは、まったくの間違いである。電力会社が自家発電をフルに利用すれば電力不足は起こらない。送電線をすべての日本人に解放せよ」というものです。
文末に私が重要と思った一節があります。

「原発廃絶は、反原発運動の自己満足のために実現されるべきものではない。産業界も含めた、すべての日本人のために進められるべきである。」

なお、この緊急行動の会場のブース14・15には日本共産党が参加、メイン集会では志位委員長が来賓挨拶、社民党福島党首とイタリア労働総同盟からのメッセージが紹介されました。
2011/7/18(月)17:25

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