衣服・雑貨店

−『Modisch』−
手ごろのカジュアル服から高級な服、雑貨を数多く扱う店
セリシアーシャ
(なるほどそういうことかと納得すると、頭をなでる手を掴んで)
…我々の生は、遥かに長い。そして、いつ終わるかなど…分からない。黒帝殿も、先はまだ長いだろう。だからこそ…儚すぎると思ったのだ。どうか生きてくれ。瞬きの間に命の灯火が消えてしまうのは…とても、苦しすぎる。
(キュッと掴むとその手を両の手で包み、祈るように紡ぎ。己の生がいったいいつまで続くかなど、知るものがあるなら教えてほしいくらいだと、それほどの悠久を生きる身。けれど別れには慣れることはないのだと、そうっと目を閉じて。)

【すみません、あまりの気候の良さにうたた寝してました;】
ラクシャーサ
え?あ?いや…むしろ両方知り合いだった事にビックリ〜みたいな?…世間は意外と狭いねぇ〜…
(首を傾げる相手に、些かバカっぽい口調になりつつ告げ…それはそれで似合いの二人なのかもしれないと笑み)
…え〜…あー…短いの否定はしないけどそれはそれで受け入れてるし後20年は生きられる♪
(当人とっくに受け入れてる寿命なのかあっけらかんと『後倍は生きられる』と告げ)
それに今は少し違うんだ……ユンさんと一緒にいる時間はユンさんがくれてるから…だから今は成長も止まってる…吸血鬼の様にね…
(実はソコが気に掛かる部分だったりするのだが、顔を伏せる相手の姿が気になって…宥めるつもりなのかヨシヨシと頭撫でようとし)
セリシアーシャ
礼には及ばん。…しかし、私の恋人がファルであるということは、そんなに驚くことだったろうか?
(恋人とはいえ、お互い忙しい身でありなかなか頻繁には会えない故、まだまだ知らぬことも多い間柄ではあるが、端から見たらやはり恋人らしくは見えないのだろうかと首を傾げて。)
………40年…。あまりにも、刹那過ぎる時間だな。
(己の恋人も混血で、大きなリスクを背負っているが故、切ないともとれる表情を浮かべて俄かに顔を伏せてポツリと誰に言うでもなく呟いて。)
ラクシャーサ
…ゔ…ありがと…
(相手の言葉と余裕の仕草見れば己の行動の子供っぽさにボシュッと顔が朱に染まり、ボソボソと礼の言葉口にし)
あー…そうすると僕の体質の話からしなきゃなんないんだけど…まーいっか…
(力になりたいと微笑んで言われれば思案するように上を見上げた後『ま、いっか』とばかりに話はじめ)
えーっと…僕の中には天使と吸血鬼の血が流れてる…
だからかな?受け付ける血には条件があって…自分の命以上に大切な人の血…それ以外では体を維持できなくて睡眠と食事が必要なんだ…しかも40年で老いて死ぬ
…えー…つまり今はユンさんがくれてるから寿命のカウントはとまってる感じで…ユンさんから時間を貰ってるんだ…
(かなり大雑把かつザックリと説明して)
セリシアーシャ
やはり知っていたか。あれで顔は広いようだからな…それはそうと、よく似合っているぞ。
(試着室の横の壁に腕を組んでもたれていたが、驚きにカーテンを開ける姿にも動じることなく彼の人の存在を肯定すると、少女の姿に満足に笑って。)
うん?何か気になることでも?……答えられるかは別だが、何かあるならば聞こう。
(何か思うところがあるならば、できるなら力になりたいと微笑んで。)
ラクシャーサ
う…あ、ハーイ…
(相手のニッコリ笑顔にちょっと怯み、クイクイと背を押されるままに試着室へ引っ込み…服を身につけて)
…えぇっ!?ファルさん??
(聞こえた相手の恋人の名に驚きも露にカーテンを勢い良く開けて出てきて、何を言ったものかと口をパクパクさせ)
……はぁ…そっかぁ…じゃあ、聞けないかな…
(続く相手の答えにちょっと落ち着きを取り戻し、少し思案すると気になっている事があるのかボソッと呟き)