衣服・雑貨店

−『Modisch』−
手ごろのカジュアル服から高級な服、雑貨を数多く扱う店
ファル・イデア・フォン・グレン
…そういうものか?
(返ってきた言葉は納得しがたく、身分があるにしてもそれとこれとは別で、声を掛ける者はいるだろうと首を傾げながら)
流石に溶けるとまでは言わないが、この陽射しは堪える
(魔属だからという訳ではないが、室内に居る事が多い己では慣れていないので仕方ないとばかりに述べて。相手に続いて涼しい店内へと足を運んで)
セリシアーシャ
私が?帝都の住人たちに顔は知れているし、「出掛けるのか」「楽しんでこい」という言葉は頂いても、プライベートでそういった経験はないな。
(騎士であったころから長命である己の姿は寸分変わらないため、公爵となった今では巡回中に他愛もない話をしたりと顔は広い。故にそういった経験が起こることもなく、あり得るわけがないと、端から己自身はそういったことから除外しており。店内へと言われれば頷いて。)
そうだな。…早くしないと、ファルが溶けてなくなりそうだ。
(己よりも彼の方が暑さには弱い気がしてそう言えば、店内へ入るべく一歩踏み出して。)
ファル・イデア・フォン・グレン
(褒め言葉かと言われれば頷いて応え、次ぐ問いを聞くとサングラス越しに相手をじっと、どこか非難するような眼差しを向け)
……そっくりそのまま、お前に返す…
(相手の方こそ、かなり目を引いたので目立っただろうからと言葉を返すとサングラスを外してポロシャツの首もとに引っ掛け)
…とりあえず、暑いから店に入らないか?
セリシアーシャ
ふふ、褒め言葉と取るべきか?
(夏らしい、と言われればクスクスとしかし嬉しそうに笑みを浮かべて。こちらも彼の装いをしっかりと見れば己とは色味も逆で。)
…ここに来るまでに、他の女性に声を掛けられたりしなかったか?
(いつもよりラフではあるものの、これはこれできっと目立つだろうと、そういうこともあり得るのではと首を傾げて。)
ファル・イデア・フォン・グレン
(太陽に馴染みがなく日光を受けて茹だっていれば目を引く人物が視界に入って、見ていればこちらに近付いて来てちゃんと確認出来るとやはり待ち合わせていた相手で)
よう。いや、俺も来たばかりだ。…何て言うか…夏っぽい服だな
(相手の姿を上から下にと見てから、清楚でいて明るい雰囲気に一言感想を漏らし)

【こちらこそ、宜しくお願い致します〜】
セリシアーシャ
入室
(髪を左側にまとめてフィッシュボーンして少しばかり崩して女優ハットよりも少しばかり小さなツバのついた麦わら帽子、白地に所々に緋色のレースがプリントされその上を無数の蝶が舞うサンドレス、上から透け感のあるオレンジ色の五分袖ドルマンカーデ足元は白のサンダルを合わせた夏らしい装いで。右手には白のクラッチバッグを持って歩んでくれば、彼の姿を見つけて。)
ごきげんよう、ファル。…待たせただろうか?
(少しばかり早歩きで彼のもとへといけば首を傾げて。申し訳ないと思いつつも、彼のサングラスと首もとを見れば、つい笑みを浮かべてしまい。)

【ではでは、よろしくお願いします〜♪】