−劇場『Perle』−

ゴシック建築の古城のように繊細で美しく、荘厳でいて豪華な構造の劇場
オペラ・コンサート・演劇 etc...
佐奈 玖郎
…だったら…梅芳で。いい響きなので。うめ…確かに梅はウメとも読めますし、何だか可愛い感じですね。
(クロウの方が馴染みがあると言われると同意を示すようににこりと笑い、敬称に馴染みがないと聞けば宙を見上げて考え直すと相手は年上であるのだろうが、構わないのならと響きが良いので名をそのまま呼ぶと視線を戻して。次いで梅と懐かしい響きが聞こえれば、可笑しそうにクスリと溢して)
……ッ、あはは。感情が出てて可愛いじゃないですか。
(相手の感情を如実に表して力なく揺れる尾、そして耳へが連動してどうなっているかと視線を上げれば思わず吹き出して笑い。無邪気な子供と同じだと思いながらしゃがむと、触りたそうに尾を少し近くで見て)
梅芳
なるほど…ではクロウの方が馴染みがあるのだな
(相手の話聞けば、ではそう呼ぼうと頷き)
私の事も好きに呼んでくれて構わない、さん付けはあまり馴染みがないしな…
(言ってからふと思い出したように)
…あぁ、うめちゃんと呼ぶやつもいるな
(ボソリと付け足す…だが、次ぐ台詞にポカンと口をあけ)
可愛い!?…それは初めての感想だな…
(ピンと立っていた耳が片方だけへにょりと垂れ、ついでにふかふかの尻尾もだらりと垂れて困惑するように力なくゆらゆら揺れて…これのどこが?と首を捻り)
佐奈 玖郎
そうですけど、最初だけですよ。それに、自分は名前で呼び合う方に慣れているので…そっちの方だと、カイ・クロウ・ロイスなんですけど。
(確かに東の小さな島国ではそうであるが、親しくなれば名を呼称する。加えて己は子供の時に居ただけだったのでその頃は最初から名で呼び、他の国でも最初から名なので一応ともう一つの名を紡いで)
猫というか……可愛いですよねぇ。
(楽しそうに揺れる尾を見続けながら、思わず見てしまう理由を率直に短く呟いて)
梅芳
なるほど…東の方の出か…ん?ではそれはそれでファミリーネームで呼びあうのが普通ではないのか?
(相手が告げる言葉になるほどと納得するもそれはそれで新たな疑問が湧き首をかしげて)
…あははははは…猫のようだな
(相手の理由聞けば思わず笑ってしまい、パタパタと楽しげに尾を左右に振って)
佐奈 玖郎
(こちらへと近寄って歩いてくる相手に、鍵盤にカバーをして蓋をすれば片付けて。己を見上げて呼び方を決めたのか、サナと呼ばれると以前にもあったので思わず相手をじっと見つめ)
また…サナはファミリーネームなんですけどね。梅芳さんですか…覚えのある響きです…宜しくお願いします。
(別に呼び方など気にしないのだが、姓より名で呼び会うのが殆どなので名乗り方を変えるべきかと思いつつ一応一言告げて。そして相手の名前も中国系の響きがあり、懐かしい響きだとにこりと笑って)
ここに来てからは慣れましたけど、目で追ってしまいますね。
(己は動物ではないのだが、揺れる尾をやはり見てしまいながら立ち上がると舞台から降りて)
梅芳
そうか…なら良かった…かな…
(己が邪魔をしてしまったわけではないと知れば淡く笑んで呟き、そのまま歩み寄って舞台に近づけばそこで足を止めて相手見上げ)
…サナ…私は梅芳(メイファン)という、以後見知りおいてくれると嬉しい
(相手の呼び方を少し悩んだ後告げ、己も自己紹介しつつ)
耳と尻尾は珍しいかい?
(相手の視線にクスクスと擽ったげに笑えば白狼の尾がゆらりと揺れて)


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