−劇場『Perle』−

ゴシック建築の古城のように繊細で美しく、荘厳でいて豪華な構造の劇場
オペラ・コンサート・演劇 etc...
佐奈 玖郎
(表情の移り変わりと共に感情の変化も見て取れ、面白くて笑みを漏らすも怒っている様子の相手に直ぐに控えて「すみません」と謝るように肩を少し竦めてみせ)
前まで鍵盤の位置も知らなかったのに、つっかえても弾けるようになってるんだから凄いよ。あとは慣れだから、回数を弾けばもっと綺麗に音楽を奏でられるようになる。
(問いに肯定と頷くと視線を鍵盤へと落としつつ鍵盤に手を添えて撫で、ゆっくりでも弾けるなら後は時間の問題だと告げれば相手へと視線を戻して椅子に座るように掌で示して)
アルバ
玖郎!…もうっ、驚かさないで。劇場の人だったらどうしようかと…。
(ピアノを弾くキッカケになり、何よりも聞いて欲しかったその人だと分かればはじめは名を呼んで笑顔を見せたものの、直ぐに怒ってますと言うように頬をぷくりと膨らませてみせ。しかし上達していると褒められれば、怒ってますアピールは長く続くわけもなく頬を朱に染めながらも、はにかみながらステージに上がった彼の顔を見上げ。)
本当?まだ鍵盤の場所を完全に覚えていないから、リズムよく弾けていないけれど…ちゃんと聞ける曲になっていた?
佐奈 玖郎
(人の気配に慌てて謝る様子に己にも覚えがあり、気持ちが分かるのでクスリと溢して扉から背を離しそのまま真っ直ぐ舞台の方へと歩みだし)
ごめんね、音が聞こえたから。この前弾き始めたばかりなのに、一曲弾ければ大したものだよ。
(勝手に入ってきて声も掛けずに聴いてたことに一言侘び、次いで一人で練習したるのであれば一曲最後まで弾けるのなら凄いと賛辞を述べて。舞台に近付けばヒラリと飛び上がり、ピアノの側に寄って)


【ピアノの音に惹かれたのです(笑)ではでは、宜しくお願いします〜】
アルバ
(所々リズムが崩れるのはまだ慣れていないせいからか、鍵盤の場所を確認してしまうため。それでも最後まで弾き終われば、自分でも慣れてない感満載ではあるものの、初心者にしてはそこそこだろうと満足気に顔を上げて。そこで漸く人がいることに気づくと、慌てたように立ち上がって。)
ご、ごめんなさい!勝手に入り込んだ上、こんな聞き苦しい伴そ、う……あれ?
(もしかして劇場の関係者だろうか、そう思って急いでピアノから離れ、その人へと体を向けたところで漸く、見知った人なのではと気づいたように首を傾げて。)

【こんばんはー!まさかのピアノの先生がいらっしゃった!(笑)ぜひぜひお願いします!】
佐奈 玖郎
入室
(ダークグレーのジーンズにチャコールで襟が深めのヘンリーネックTシャツ、その上から黒のテーラードジャケットを着た姿。少し疲れて溜め息を吐きつつ帰る道すがら、劇場の前を通り掛かると微かにピアノの音が聞こえた気がして足を止め視線を向ける。こんな時間に誰だろうと歩み寄れば扉を開けて中を覗き込み、視力が良いので遠くからでも相手を視認できれば中へと踏み入り)
…へぇ…もう弾けるようになってる…
(口の中で漏らすように小さく呟くと、扉に寄り掛かりながら腕を組んで静かに耳を傾けて)


【こんばんは〜。このような時間ではありますが、お邪魔しても宜しいでしょうか?】
アルバ
入室
(その身に纏うは珍しく正装ではなく、レモン色のワンピースに白いカーディガン。足元にはサンダルを。手には雨傘を持ち、劇場へと入ると傘を閉じて入り口に立て掛け、以前訪れた場所へと足を運ぶ。ステージにはピアノがあり、安堵したように胸をなで下ろすとステージへと上がりピアノの椅子へと腰を下ろした。)
…凄い…こんなに響くのね。
(人に披露できる腕ではないために深夜を狙って来たのだが、1つ鍵盤を弾くと響いた音に感動し、誰もいないというのに思わず言葉がもれ。この曲をこんな所で弾くのもどうかと思いつつ、ゆっくりと“きらきら星”を弾き始めて。)